週前半降り続いた雨も上がり、久しぶりの青空が広がった阪急上牧駅前に9時半に集合。会員24名に一般参加4名の計28名が集まりました。担当幹事の私は9時から始まった現場から自転車で駆け付けました。
「京とおうみ」チームの参加者全員にマニュアル、鵜殿豆知識や上牧のエリアガイドなどの資料が配布され出発し、室町時代に掘られた新川沿いに淀川堤防へ向かいます。途中、アオサギが巣作りに使うヨシの枯れ茎をくわえて、鵜殿の方から飛んできて、紀貫之や菅原道真に因む、春日神社の楠の大木のてっぺんに止まるのが見えました。
堤防からヨシ原への水たまりが残る管理通路を歩く途中、右側に下りると、国の絶滅危惧種トネハナヤスリの群落がありました。利根川と淀川のヨシ原に見られる小型のシダ植物で、淀川ではここだけだそうです。急遽、臨時の植物観察会です。傍には国の準絶滅危惧種のノウルシや、食べ頃のハナウドが群生していました。植物の芽生えが、昨年に比べ2週間ほど遅い為、ノウルシの黄色い花や、ハナウドの白い花はまだまだです。
今回の「つる草抜き」は、カナムグラを集中的に抜くとの説明を受け、全員、一斉にヨシ原に散らばって作業開始です。約100名のボランティアの中で28名の当クラブは大きな戦力でした。シニア大の30期生も7名が参加していました。但し、中腰の作業でなかなか辛い所もありましたが「達成感」があるとの感想が聞けました。また、高橋さんが新たにキツネノカミソリの繁殖地を見つけたのも収穫でした。12時で作業を終え、三々五々、お弁当を食べ、2時前にはコンサート会場の本澄寺に入りました。
無料コンサート開演前の2時から、主催者の雅楽協議会の鈴木先生(夏の公開講座の講演者)、宮内庁や伊勢神宮に篳篥用のヨシを納める、入会権を持つ唯一の生産農家でもある木村実行組合長のご挨拶に続き、ヨシ笛サークル「鵜殿のカワセミ」の皆さんによる演奏です。ヨシ笛のD管まで作れるのは鵜殿のヨシだけとの事ですが、エルガーの「威風堂々」のほか、「春の小川」など、素朴な音色は素敵でした。尤も、途中でお母さんと一緒に来た小さな女の子が「おばあちゃん!」と大声で「応援」した時は微笑ましいシーンでした。
演奏は、笙と篳篥を用いて、最新作の「NeoTogism」収録曲を中心に、一青窈のハナミズキ、プリテンダー、オリジナル曲の大河悠久、クイーンのボヘミアンラプソデイほか、抒情歌からJ-POP、ロックまで幅広く、アンコールのレット・イット・ビーを含む9曲を3時半迄の演奏でした。来年も来たいわ、初めて聞いた篳篥の音色と力強さに感動した、との皆さんの声でした。また、東儀さんのユーモアを交えた軽妙なトークと、心にしみる演奏に、またまたファンが増えそうです。観客のなかには、盲導犬を連れた方もいらっしゃいましたが、多くの観客に気軽にサインに応じて頂き、中には、ウィンドブレーカーの背中に書いてもらった方もいらっしゃいました。 (文/赤對)









