集合は近鉄学園前駅南口に午前10時10分。参加者は32名(うち一般参加4名)でした。天気は予報どおり快晴で、秋の爽やかな一日となりました。
学園前からバスに乗り約15分、若山台中央で下車。バス停近くの丸山古墳広場で、まず赤對さんより概要説明があり、続いて本日の案内役の山下さんから全体のコース説明と富雄丸山古墳の詳細説明がありました。
〈コース〉
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富雄丸山古墳の説明
近年の調査により、世界的にも注目される古墳であることが明らかになりました。築造は4世紀後半とされ、文献資料の少ない「空白の時代」にあたります。被葬者は当時の有力豪族と考えられていますが、特定はされていません。
① 日本最大の円墳
古墳にはさまざまな形がありますが、最も多いのは円墳です。富雄丸山古墳は2007年の航空レーザー測量(第一次調査)と2008年からの発掘(第二次調査)により、直径109mであることが確認され、埼玉県・丸墓山古墳(105m)を超える日本最大の円墳と判明しました。
② 世界最大級の「蛇行剣」が出土
2022年(第5次調査)で木棺を覆う粘土層から、鉄製の巨大な剣が出土しました。通常の剣と異なり、蛇のように曲がりくねった形状をしており「蛇行剣」と呼ばれます。全長237cmと、世界的にも最大級の鉄剣です。
③ 「だ龍文盾形銅鏡」が出土
蛇行剣と重なるように出土した鏡で、盾の形をしているのが特徴。鏡面は滑らかに磨かれ、裏面にはワニに似た龍(だ龍)や太陽を思わせる文様が刻まれています。長さ64cm、幅31cmで、鏡の面積としては日本最大級です。
赤膚焼(あかはだやき)窯元見学
古くからこの地の陶土はわずかに赤みを帯びており、その色合いから「赤い肌=赤膚」と呼ばれるようになったと伝えられています。赤膚焼は奈良の伝統陶芸で、室町時代末期〜江戸初期に発展しました。柔らかい乳白色または赤みを帯びた生成り色の地肌に、鹿・松・童子などを描く「奈良絵」が代表的です。
大池からの薬師寺展望
(写真はクリックで大きく表示されます)
_____________________________________おわりに
事前準備資料や当日の丁寧なご説明をいただいた山下様、そして企画・運営にご尽力くださった赤對様に深く感謝申し上げます。秋晴れの中、歴史と文化に触れた充実した一日となりました。 (文/永井)



