天気は曇りでした。北山門から入った所で集まり、あいさつから始まりました。2月にもかかわらず参加者は29名。うち実習参加者3名です。本日の講師は大川内さんと、初めて講師を務められる齊藤弥壽彦さん。2つのグループに分かれて観察会が始まりました。

 まず、すぐそばの花壇から。ブロッコリーが植えられています。ここで指定野菜という言葉を聞きました。国が2026年度からブロッコリーを指定野菜に追加すると決定しました。「指定野菜」とは特に消費の多い野菜を国がリストアップしたもので、現在はニンジン、トマト、ナスなど14品目。ここに今回ブロッコリーが仲間入りすることになったそうです。新たな指定野菜の追加はおよそ50年ぶりだとか。植物園ではこんなことも学ぶのですね。
 次は少し歩いて花壇のまわりに見られるヒメオドリコソウホトケノザなど春の雑草を観察します。小さなピンクの似たように花を付けますが、どこが違っているか各自で見ていきます。

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  ワイルドガーデンから生態園の東入口に向かいます。雨が少し降ってきました。ミツマタのところに来ました。和紙の原料でお札に使われていることや、どのようにして和紙になっていくのかなどを伺いました。つぼみはまだ固いです。周辺にマンリョウが生えています。あまり大きくならず、葉の下に赤い実を付けているので目にとまりやすい樹木です。この植物の葉には波形の鋸歯があり、そのくぼんだところに共生菌が付いているそうです。窒素を固定しているのではないかと言われているとか。見慣れている植物なのに知らないことがたくさんあります。
 雨が結構強くなってきました。傘やカッパを取り出し身に付けます。すぐ近くにアブラチャンがあります。クスノキ科クロモジ属の冬芽の観察です。丸い花芽が2つ、葉芽の両側についています。こぶしを丸めて両腕を上に伸ばしているように見えます。小さいながらそんな意匠がおもしろいです。カナクギノキ、クロモジなども同じ形の冬芽が見られます。キンキマメザクラ。花の数は少ないのですが、一つ一つが大きく目立ちます。早咲きの桜です。

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(写真はクリックで大きく表示されます)
 セツブンソウの所へ移動。節分の頃に咲き始めたのですが、まだ十分見頃でした。ここで植物の花・葉・茎・根の役割の説明がありました。雨がみぞれに変わってきました。気温も下がっています。説明用に用意していただいたプリントが濡れていきます。講座生の方は熱心に講師の方の話に聞き入っています。セリバオウレンの所に行きます。両性花、雌雄異株、いろいろ違いがあることを教えてもらい観察していきます。かがまないと見えないのに雨が恨めしいです。
 雨のために今回の観察会はここで終了しましょうとなりました。近くにある早春の草花展の会場に移り、ざっと眺めた後、出口近くで解散が告げられました。11時25分でした。こんなに早く終わったのは初めてだったと思います。

 【おまけ】 森カフェで休憩の後、講師の方より通路の足元にあるコゴメイヌノフグリを教えてもらいました。オオイヌノフグリの仲間で白い花です。ヨーロッパから種子交換で入手栽培し、小石川植物園の名物になっている植物だそうです。園の植物交換の際に種子が混じってきたのでしょうねと。足元に思いもかけない植物が育っています。 (文/海老原)