京とおうみ自然文化クラブ

「京(みやこ)とおうみ自然文化クラブ」は、認定NPO法人シニア自然大学校の京都府・滋賀県の地方組織です。 旧ブログは左下リンク集より閲覧できます。

2025年09月

例会 9月11日(木)「保津峡へオヒガンギボウシを観に行こう」の報告

 前日の天気予報では50%だったので実施することになりました。当日の朝起きると60%予報になっており雨を心配しながらの出発となりました。このような天候にもかかわらず参加されたのは会員13名一般1名の計14名でした。なお、落合橋から清滝への道は結構岩の上を歩くので雨で岩が滑りやすくなっているために、オヒガンギボウシを観たあと落合橋まで引き返して六丁峠を越えて愛宕神社一の鳥居前へ行くコースに変更となりました。
 保津峡駅から自動車に注意しながら大川内さんと高橋さんに道路の両脇に生えている植物について説明していただきながらトロッコ保津峡駅まで歩きました。本来であればこの鵜飼橋から川下りの船を見ることができるのですが残念ながら前日からの雨で川が濁り増水しているために中止となったようで見ることはできませんでした。
 さらに歩いて落合橋を渡って川に下って右岸で昼食を取りました。昼食後少し清滝方面に歩くと川べりの岩場に群生しているオヒガンギボウシの花をゆっくり見ることができました。
 落合橋手前まで引き返してつづら折りの道路をゆっくり上り六丁峠を下って愛宕神社一の鳥居の下で解散しました。雨予報にもかかわらず曇り空で雨は降りませんでした。しかも川沿いでしたが風も吹かず暑い中でしたが無事終了できました。
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観察できた植物
①駅前には病原菌が入ってホルモンバランスを崩して枝が膨れてほうき状に枝葉を出すてんぐ巣病にかかっているソメイヨシノがあり、対処しないと枯れる可能性がある。
②イラクサ科の植物はまず互生か対生をみて互生ならカラムシで対生ならヤブマオ。裏に白い毛が多ければカラムシ、無いとアオカラムシ。ここには、カラムシナガバヤブマオ、六丁峠手前にメヤブマオが生えていた。また昔はこれらの茎から繊維が採っていた。
③カラスビシャク(ハンゲ)より大きいオオハンゲがあり、葉は深い三裂葉。なおカラスビシャクは三小葉。
イノコヅチにはヒカゲとヒナタがあるがわかりにくい。
⑤保津峡駅からしばらくはクマノミズキセンダンナンキンハゼなどの樹木が川岸に見られた。クマノミズキはミズキ(互生)と似ているが対生なので熊退治と覚える。
マルバアオダモのマルバは鋸歯がないためでまた冬芽に特徴がある。
⑦この辺りにはイズセンリョウの幼木が多い。シリブカガシの幼木と似ているがイズセンリョウは鋸歯がある。
コウヤボウキの葉は一年枝では互生だが二年枝では束生になる。また花は一年枝の先端に咲くがまだ蕾であった。二年枝の節々から不定根が生えていた。
コナラの切られた枝が落ちていたが、これはハイイロチョッキリがどんぐりの中に卵を産んだ後に切った枝であるとのこと。
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⑩この辺りはシリブカガシが群生している。保津峡辺りがシリブカガシの分布北限といわれている。シイの中で花が上向きに咲くのはマテバシイとシリブカガシだけで、しかもこの時期に花を咲かせるのはシリブカガシ。
⑪栄養葉が一枚だけのヒトツバ(シダ類)、成長すると葉は3裂し裏の胞子のうを星に見立てたミツデウラボシ、丸くて小さな栄養葉を豆に見立てたマメヅタなどのシダ類。
⑫ビロードのような葉の感触のビロードイチゴ
⑬ちょうど花が咲いていたキハギ、毛が多いネコハギ、ハギには見えないメドハギ
⑭冬芽の主芽と4個ほど縦に並んだ副芽を持ち黄色い花を咲かせるジャケツイバラ。          
⑮蛇肌をしたジャゴケ
⑯サクラ属の中でも常緑で秋に花を咲かせるリンボク
⑰京都府の準絶滅危惧種になっているお彼岸の頃に紫色の花を咲かせるオヒガンギボウシ。       
⑱主茎に先端から横罫茎を出して花序をつける秋分の時期に咲くシュウブンソウ。          
⑲キュウリグサに似た花を咲かせていたミズタビラコ
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(文/三輪)

9月~12月の行事予定

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予定表はクリックで大きく表示されます

雨天決行等の特記のない屋外行事は、前日21時前の
   NHK天気予報や、前日17時の気象庁ホームページ
   の天気予報で、行事
実施地域の午前中(気象庁ホーム
   ページは6~12時)の降水確率が
60%以上の場合、
   中止です。なお、
気象庁ホームページは当日の5時に
   更新されますが、その結果にかかわらず、前日17時
   の予報に従います。