曇りで蒸し暑い中、びわこ文化公園文化ゾーンで行われたキノコ観察会には会員15名、一般2名の方々が参加されました。また、会員の土佐さん、海老原さん、岡本さんと菌類研究会の木村さんに講師を引き受けていただきました。
前日の雨で土壌が湿っているので多くのキノコに会えるのではと期待していました。しかし、最初に土佐さんから「土曜日に来たときは集合場所辺りの法面一面にキノコが生えていたが、今朝見てみると日曜日と月曜日の豪雨で流されたのかなくなっている」との話があって、ちょっと残念な気持ちに。それでもキノコはまだまだ残っていると思われるので気を取り直して出発しました。
17人の目でキノコを探しながら、見つけては名前を聞き、説明を受けながら約1.4kmを2時間30分かけて歩きました。わからないキノコもありましたが、後で同定できそうなキノコを採取していきました。
皆さん熱心にキノコを探したので予定より1時間近く遅い食事となりました。食事後、東屋で採取してきたキノコの同定を行い、土佐さんからキノコについての説明を受けて終了しました。
・シロハツモドキは傘の上に落葉が乗っていたが、これは傘が開いてから柄が伸びるためだそうである。
・テングダケにはツバやツボがあるなどの特徴、イグチ科の傘の裏はヒダではなく管孔になっている、ベニダケの赤は雨で流されて特定するのは難しいなどの説明を受けた。
・真っ赤な色の小さなベニヒガサ、キノコとは思えないシロソウメンダケ、クロタケに生えるヤグラダケだがキノコを知っている人には貴重らしい。
・その他、ツチグリとツチガキ、滋賀県で見つかったミイノモミウラモドキなども見つかりました。
(文/三輪眞弘)