★雨天決行以外の屋外行事について、前日17時発表の気象庁の天気予報で、
該当地域の行事当日の午前中の降水確率が60%以上の場合、中止です。
詳しくは当クラブの概要紹介を参照願います。
2024年05月
阪急西山天王寺駅に集まったのは20名。午前中は10名ずつ分かれての2班での見学会となる。澤田班は、恵解山(いげのやま)古墳経由で当初予定していた中山修一記念館へ、西堀班は直接記念館へ。案内は、長岡京市ふるさとガイドの会にて活躍されている当会のメンバーである西堀さんにお願いしての一日。
最初に訪問したのは、長岡京発見、その歴史解明に一生涯を捧げ多大な業績を残された故中山修一先生のご遺族が作られた「中山修一記念館」。館内では、長岡京発掘の経緯と功績が展示・解説されているパネルを中心に記念館の担当者による詳しい説明を受ける。先般(3/22)当会にて訪問した長岡京市埋蔵文化財センターを見学、説明を聞かれた参加者の皆様はより深い知識を得る事が出来たと思われます。
明智光秀の娘「玉」が、細川忠興に嫁いだ勝竜寺城跡に行く途中にある「勝竜寺」に立ち寄る。このお寺は、大同元年(806年)に帰朝した弘法大師(空海)が唐の長安で修業した青龍寺の名をとって創建したと伝わるお寺である。ご本尊は、重要文化財の十一面観音、室町時代には、守護大名が地域拠点としてこのお寺を使っていたが、応仁・文明の乱が始まると、西軍方の畠山義就の勢力が入り、軍事拠点となった。その後、勝竜寺城が築かれた。また、近年「ぼけ封じの寺」として参拝される方もお見えのようだ。
庭園には、藤孝の長男の忠興と、明智光秀の娘であった玉(後の細川ガラシャ)の銅像がある。北門にある石垣の一部は当時の状態が保存された野面積みであり一部は五輪塔や石仏も利用されている。また、外壁の外には、細川九曜門を表現した休憩所が設置されている。
此処で昼食を終え、JR長岡京駅に向かう途中にあるのが、勝竜寺城の惣横の土塁・空堀跡、これは、低地にある城の守りを堅固にするため城の北側に堀の底から土塁の頂部高さ6mを超える大規模な土塁・空堀が築かれた。JR長岡京東側には、終戦間際に空襲を受けた旧日本輸送機の煙突の傷跡(碑)が残されている.
この地で長岡京歴史探索も解散、西堀さん本当に有難う御座いました。
(文/T.SAWADA)
今年度初めての研修会は、新会員も増えて参加者が多いのでは?と予想されたのですが、いつもより少ない目の22名(会員20名、一般2名)で、案内は、植物、昆虫、鳥すべてに詳しい岡さん、植物関係の珍しいことをよくご存じの新堀さん、そして中林でした。
研修途中、岡さんのグループが植物園に来園した会員外の方が入り込んでしまって大人数になっており、最終的には、その方が我がクラブに入会したいということになりビックリでした。こんなこともあるのですね。

私のグループは、新しい会員の方お一人を除けばベテラン会員の方ばかりで、皆さんの助言を頂きながら、ワイワイガヤガヤと研修することができました。
我がクラブは、京都府立植物園をホームグランドにしており、今年は開園100年という記念すべき年なので自己紹介後、開園からの歩みを紹介しました。

ここで、ハンカチノキの花が咲いているということで、見たことがない方がおられたので、生態園の北側に出て、ハンカチノキの方に向かいました。途中、モミジの木があるところでは、モミジの花は終わっていましたが、実(翼果)を観察しました。イロハモミジ、オオモミジがあったので見比べてみました。オオモミジの実は、大きなU字状で葉の下からぶら下がるように付き、イロハモミジの実は、小さく竹とんぼのように水平に開いて、上向きにニョキッと出ており、ピンク色でかわいいです。モミジは紅葉が有名ですが、可愛い花(青モミジと赤い花のコントラストがきれい)と実も見て欲しいですね。
ハンカチノキに到着、花は満開ではなかったですが、まだ残っていました。大変珍しい木です。花弁がなく、2枚大小の白い苞が花を囲っています。苞は、はじめ緑色でクリーム色から白色と変化していきます。10月ごろ、実が熟すそうなのでまた見てみたいと思います。

(写真はクリックで大きく表示されます)
森カフェの近くに藤棚があり、まだフジが咲いていました。最初に見たフジは,ヤマフジですが、こちらはノダフジです。ノダフジは、大阪市福島区野田の地名に由来、基部から先端かけて順に咲いていきます。ヤマフジは、一斉に咲きます。
他に、クスノキの落葉、シロバナトキワマンサク(樹齢100年)ベニバナトキワマンサク等を観察しました。
昼食後は、5人で、午前中に見ることができなかった植物を観察しました。
今日は、青葉もきれいで、森林浴もできました。
新堀さん、岡さん、皆様、ありがとうございました。(文/A.N.)
2024年度、最初の例会は「飛火野の藤の花観賞と万葉植物園」を企画いたしました。本日は朝から小雨模様でしたが10時の開始時には雨も止み、朝礼では本日、雨は降りませんと根拠なくお話しましたが結果その通りとなり活動終了まで雨が降らずラッキ-でした、よかったですね。
今日の案内は「ならなぎ」で活躍されており、当クラブの会員でもある義田さん、上森さん、村上さんにお願いいたしました。参加者は会員34名と一般参加1名の計35名で、この天気にしたら多くの方に参加していただいたと思います。又ご夫婦で参加の方が3組おられました、大変結構な事と思いました。皆さんもこれからの活動にご夫婦で参加されてはいかがでしょうかお待ちしております。
「東向商店街」の説明を聞く、東福寺にお尻を向けないために店を東向けに構えたとの事。
そして「北円堂」ここは凄い、日本に現存する八角円堂で最も美しいと言われているもちろん国宝。続いて「三重塔」へ。興福寺で最古の建物でここは静かなる興福寺と言われている。1階部分には4つの壁に計4000の仏画が描かれているそうだ。階段を上って「南円堂」に西国三十三所の第九番札所で江戸時代に再建された唐破風(からはふ)が付いている。また寺なのにしめ縄があるのも不思議。ここは左近のサクラでなくフジ、興福寺を建てた藤原氏の家紋がフジだからと説明を受ける。
「般若の芝」、「南大門跡」と進む。そして「中金堂」は2018年に再建された、柱は66本、直径77cmでカナダ産。広目天、増長天、多聞天、持国天の国宝の仏像がある。「五重塔」は120年ぶりの修理中で完成は2031年との事。
少し移動して「菩薩院大御堂」へ。入口すぐにカラタチ(唐のタチバナのこと)が奥にはヒオウギとヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)の白い花は今満開で素晴らしい。ここでは「三作の石子詰」の悲しい話を聞く。
「一の鳥居」に向かう山道内側にある影向の松(ようごうのまつ)、この松の前で若宮おん祭の時は祭事が行われる。昼食は荒池がある広場で,鹿が多数おり餌を欲しがる素振りで注意し食事をする。
飛火野の端まで歩き「雷のクスノキ」を見る。8回の雷を受けたそうだ。大木で幹は中空、外側のみ残っているが凄い生命力で立派な枝ぶりと新緑である。この木に野生のフジが絡まっていてなんとも素晴らしい景色にあっぱれ!!
「ささやきの小径」を通り「金龍神社」に後醍醐天皇を記念する碑もあった。
「春日大社」に入る、境内は大勢の観光客でごった返していました。お目当ての有名な「砂ずりの藤」ほぼ満開で圧巻でした。境内を出て「万葉植物園」に向かう。ここで終了解散14時40分でした。
「万葉植物園」は自由参加としましたがほとんどの方が入園されました。多品種、多数のフジが満開で見頃でした。 (文/澤田章夫)