京とおうみ自然文化クラブ

「京(みやこ)とおうみ自然文化クラブ」は、認定NPO法人シニア自然大学校の京都府・滋賀県の地方組織です。 旧ブログは左下リンク集より閲覧できます。

2023年09月

例会 9月26日(火)「大山崎~長岡京散策&サントリー京都工場見学」の報告

 集合はJR山崎駅に10時。天候は晴れ、暑さはまだまだ厳しいものの何とか辛抱の出来る程度でした?  
 今回は相手先(サントリ-)の決まりで定員制、当初は25名定員でしたが申し込み者が多く、今回担当の澤田勉さんの再三の交渉で増員していただきました。有難うございました。そして参加者は37名と盛況でした。
 駅前には妙喜庵(みょうきあん)があり、豊臣秀吉の命で千利休が作った日本最古の茶室「待庵(たいあん)」があります。ここは1か月前からの予約です、興味が有りましたら訪れてみてください。
 駅からすぐの場所「離宮八幡宮」に移動し、ここで本日のスケジュールなどの説明をうける、そして境内を見て回る。この地大山崎は平安京の裏鬼門に当たり淀川の対岸にある石清水八幡宮と共に平安京の守り神であった。社伝によると当宮の神官が「長木」という油搾り道具を作り、この地に広がり「荏胡麻(えごま)油」発祥地、油の製造と販売の中心「油座」として栄えていました。

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 駅まで戻りアサヒビ-ル大山崎山荘美術館に向かう。徒歩で約10分の距離だが、急な昇りと、道端の植物の観察、ヒヨドリバナ、ヤブラン、ニシキギなどを見ながらの移動でなかなか到着せず。
 アサヒビ-ル大山崎山荘美術館は実業家の加賀正太郎によって建築された「大山崎山荘」を本館とし、安藤忠雄設計による新館を合わせて公開している。本日は庭園の散策でしたが、モネの睡蓮は超有名ですのでまた機会があればご覧ください。庭園のシンボルツリ-はシラカシで綺麗な枝ぶりでした。他にもイヌエンジュ、カリン、ゴヨウマツ、ハクモクレンフサフジウツギ、サルスベリ、イヌマキ、ブラシノキ、チャノキ、クロガネモチ、フジバカマなど、池にはスイレンも咲いていました。
 少し休憩をとり「竹林の小径」へ今日は歩きやすい観音寺(山崎聖天)に向けてのハイキング道を歩く。竹林で癒されましたか、さらさらと鳴る竹の葉の音を聞いていただけたでしょうか?そしてビューポイントからは三川合流(桂川、木津川、宇治川)、そして男山(石清水八幡宮は裏側)が望め、また新幹線も。
 昼食場所の「史跡大山崎瓦窯跡」は2021年に整備し公開された。昼食後興味のある方は見学されるし他の方はゆっくりと休息。
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(写真はクリックで大きく表示されます)
 午後の出発はひたすら「サントリー京都ビ-ル工場」を目指して移動、狭い住宅地を縦1列になり歩く、住宅の園芸を見ながら進む、擁壁の隙間から育つカツラの木を発見凄い生命力である。
 「山崎合戦古戦場」と記された石碑が高速道路下の広場にあった。明智光秀と秀吉が激戦を交わした地である。ここで少し休憩し、目の前のサントリー京都ビ-ル工場に向かうが、残念ながら直進できず、迂回して行くあと30分ぐらいか我慢。住宅地を抜け「明智光秀陣地跡」に本陣を置いたとされているところである?
 サントリー京都ビ-ル工場に到着、歓迎を受ける。まずは集合写真。そしてスライドでの説明と工場内の案内を約40分。なかなかの近代的な生産プラントであると思う。そしてお待ちかねの試飲20分「ザ・プレミアムモルツ」と「香るエ-ル」は旨い。出来立てで泡も最高でありました。   (文/澤田章夫)

研修会 9月14日(木)「季節の植物観察」の報告

 本日の研修会は、9月に入っても猛暑をまだ引きずっているような暑さの中でしたが、会員21名と実習生1名の計22人が参加されました。驚くような高さで咲いているタイタンビカスの花の前で赤對さんが挨拶をされ、今日の講師の華崎さんと讃良さん、実習生を紹介の後出発しました。(12時30分に森のカフェ前で解散)

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  2班に分かれ、私は華崎さんの班に入りました。今日は「シナノキボダイジュヘラノキの違いを見分けましょう!」という事で、それぞれの違いを見分けるポイントをわかりやすい図にされて説明がありました。シナノキは葉の裏に毛があるという特徴をまず確認しました。猛暑の影響からでしょうか、元気がありませんでしたが、華崎さんが「この若い枝が葉をつけて再生しようとしているのを見てください!」と言う言葉に、まさにへこたれまいと頑張っているこの樹の生き方を見た気がしました。
 次のボダイジュは毛が密生し裏が白っぽく見える点で見分けられました。落枝にぶら下がった苞に着いた実を拾って飛ばしてみるとクルクルと回って落ちました。この仕掛けがこの仲間たちの策略で、隣のトウカエデやカラコギカエデも同じように風で飛んでタネを運んでもらう工夫をしているそうです。
 ヘラノキは葉の基部が左右非対称なのは同じでしたが、細長くて、葉柄が短いことが特徴でした。図で見て、実際に触ることでとても理解が深まったと思います。

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  ツユクサの仲間の白い花がかわいいヤブミョウガがたくさん咲いています。実も同時に見られましたが、持って来られたタネを一つずつ下さいましたので、さっそく観察。中には30個くらいのコンクリート片のような形のタネがぎっしり詰まっていました。このたくさんのタネと地下茎で増えて群生するそうです。そばにはよく似たヤブランやノシランも咲いていて混同しそうでした。ヌスビトハギ、アレチヌスビトハギも同じような場所で咲いていましたが、葉脈などの違いで見分けられるポイントを説明していただきました。
 ちょうどオオキンカメムシカンコノキに樹液を吸いに訪れていました。この木の面白いのは花の時期になるとハナホソガを呼びます。ハナホソガは雄花で花粉を集めて雌花に受粉し終わると、すかさず卵を一つだけ産み落とします。「1個だけなら卵を産んでも許してあげるよ!」と言う様に花粉を運ぶと言う行動を進化させて共生関係を成り立たせたと言う話がとても興味を引きました。

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  ミヤギノハギやマキエハギも見頃です。秋はマメ科の花が多いようです。籏弁、龍骨弁などの難しい花の各部の名称も絵で見ると覚えようという気になります。これもしっかり理解できました。フジカンゾウも独特の大きさの豆果をつけ、午後から咲くと言う毛だらけのタヌキマメも咲いていました。
 生えていれば匂ってくるクサギ、ヘクソカズラ、カリガネソウの臭い匂いの後は、お口直しのようなタマカンザシです。「高貴な香り!」と、絶賛されたので皆さんで交代して匂いました。
 最後はNHK朝ドラ「らんまん」で登場する松村教授(徳永教授)にちなんでつけられたと言うマツムラソウを見に行って終わりました。今日の研修会は花の少ない時期でしたが、ピックアップした植物を丁寧な説明で特徴が良く理解できたと思いました。   (文/大)