晴れ渡った穏やかな春の日に今津からマキノまでの約10kmのウォーキングに参加した。2016年の第1回目に始まり、今回の第9回目をもってびわ湖ウォークは終了とのこと。参加者は会員19名に加えて、シニア自然大学校・地域貢献活動部門の浜田理事の計20名。
9時40分に近江今津駅前に集合。ガイドの平井さんがコースを説明された後、10時前に出発し、今津の街を散策。まず訪れたのは琵琶湖周航の歌資料館。この歌は旧制3高ボート部が琵琶湖を周航した際、部員の小口太郎が2日目の今津の宿でクルーに歌詞を披露し、部員たちが当時学生の間で流行っていた吉田千秋の「ヒツジグサ」の曲に乗せて歌ったのが始まり。その後、今津港に出て琵琶湖周航の歌の記念碑を見学。波もなく穏やかな湖面の先には竹生島が霞んで見えた。
しばらく湖岸道路を歩くと代官屋敷跡の看板がある。江戸時代の今津村は金沢藩近江領として前田家の支配を受けていた。湖畔には石垣が突き出ていて船が発着した跡が残っている。九里半街道の表示板の説明を受けた後、ヴォ―リズ通りを歩く。ウィリアム・メレル・ヴォ―リズは明治時代にキリスト教伝道師として米国から来日し、建築設計技術を生かして数多くの洋風建築物を手がけた。この通りには今津ヴォ―リズ資料館(旧百三十三銀行で現在の滋賀銀行)、今津基督教会館、今津郵便局などが残っている。郵便局の外観は和風建築だが窓の高さが異なる部屋がある。高いのは洋室、低いのは和室とのこと。
10時50分頃に出発し、湖岸を歩いたり湖岸道路を歩いたりしながら前進する。桜の花は残念ながらつぼみであったが、コースの各所で満開の日本水仙を楽しめた。今津浜あたりは歩道沿いに松並木が続き日本の白砂青松百選となっている。このあたりの松はどれも幹が太くて背が高いがいつ頃植えられたのだろうか。12時頃、湖畔で昼食タイム。打ち寄せる波の音が心地よく陽光を浴びると暑いくらい。遠くに竹生島がくっきりと見える。静かな湖面にはカモなどの鳥たちが漂って気持ち良さそう。
湖畔の風景 (写真はクリックで少し大きく表示されます)
昼食後はゴールに向かってひたすら歩く。左手に見える残雪の山々が美しく、北へやって来たことを実感する。道路ぎわには別荘らしき建物が立ち並んでいるが、どんな人が利用しているのだろうか。13時55分頃に全員ゴールのマキノ・サンビーチ(湖のテラス)に到着。湖岸からは桜の名所の海津大崎が近くに見える。今日は天気に恵まれた気持ちの良いウォーキングを楽しめました。 (文/讃良)








