9時半国際会館駅に集合。参加者は23人。駅から少し歩いた広場で講師の佐々木さんから、今シーズンの野鳥が少ない状況のお話と野鳥リストをいただき、何種類見られるか予想してから探鳥開始です。小川の岸に降りると、まずキセキレイが現れ、セグロセキレイに、遠方ながらイソヒヨドリが眺められました。川岸を下るとオオバン、コガモにカワウ、サギ3種(コサギ、ダイサギ、アオサギ)がいて、サギの大きさの違いが良く分かりました。
川辺から離れて芝生広場から桜園を歩きますが、エナガがちらっと姿を見せたり、コゲラやカワセミの声が聞こえたりするものの、まともに見る事は出来ず、警察馬場の馬を見て、野生の鹿を見て、馬鹿にされたような気持になりながら?宝ヶ池に着きました。池ではマガモ、オオバンの他、遠くにいたホシハジロが、我々を見るとすぐ近くに寄ってきました。人馴れしすぎていて大丈夫かなと思いながらも、♂♀の違いなど良く分かりました。池の周囲をオカヨシガモ等見ながら少し歩いて小休止。ここで佐々木さんがカワセミの声が聞こえたとの事で探すと、池に張り出した木の枝、割合近い場所にとまっていました。多人数に取り囲まれても逃げる事もなく、全員でスコープでじっくりと見ることが出来ました。さらに池の周囲を歩いて、あやしげな交雑種?のカモなど眺めながら昼食場所へ。途中メジロ、エナガ、ウグイスが顔を見せました。昼食場所の上空はトビが何羽も飛び回っていました。
昼食休憩後ジョウビタキ♀がいて、ようやく冬の小鳥に会えました。池ではカイツブリがいて、佐々木さんの、カイツブリの由来が「掻いて潜る(掻きつ潜りつ)」とのお話に、なるほど、と思いながら池の出発地点まで戻りました。芝生広場での鳥合わせでは27種を数え、予想が近い人3名には、佐々木さんから、野鳥、蝶、花の写真の手製卓上カレンダーがプレゼントされ、12時45分頃、解散となりました。
今年は秋~初冬にかけて暖かい日が多く、冬鳥の入りが遅れてほとんど見られなかったのは残念でしたが、穏やかに晴れた暖かい日で、カワセミをじっくりと見ることが出来、気持ちの良い探鳥会でした。 (文/O.I.)