今回の自然観察会については、学校からの要望として、従来3年生に対し、この観察会を校外学習の一環として継続してきました。しかし、コロナ感染対策で、今回の4年生は校外実習の機会に恵まれず、やっと、10月の「やまのこ」で校外に出られたくらいで、是非、校外学習の機会を経験させたいとのお話でした。また、当クラブも、自然文化への知識や会員相互の親睦のみならず、地域貢献活動の目玉になる学習支援は実施しておくべき活動だと考え、早々に実行委員会を立ち上げ準備を進めました。いっぽう、当クラブの活動としては、自由参加で当日対応の通常行事ではなく、対外的な責任という「縛り」があって、ミスが許されない行事でもありました。この為、事前に、現地の土佐さん、岡本さんが学校、市当局に数回にわたり足を運ばれ打合せを行いました。
結果、都合5回の下見を行い、11月22日(火)、南草津駅8時半集合で9時からの観察会が行われました。同校の4年生4組138名を8班に分けて、17人の講師参加者が先導統括のタイムキーパーの土佐さんを先頭に、各班、講師とサブ役の講師サポーター各1名ずつで、丁度ぴったりのメンバー数になりました。
当日は、晴れ上がった青空の下、若草地区の住宅街を1列縦隊で歩き、20分位で「りょうぶの道」に着きました。カリンの実の香りを嗅ぎ、年輪サンプルでは年輪の数を数えて草と木の違いを児童たちに質問しながら進みます。また、自然観察に加えて、若草のみんなの家の水道水がここの給水タンクから配水されている事も説明しました。
少し進んで、ヤマウルシ、ムラサキシキブや、ゴンズイも写真を掲げて説明しました。ムラサキシキブに対し、清少納言のワードが児童から出てきたのにはびっくりでした。コナラの木の下では、ドングリの見本ケースを見ながらドングリ集めを行いました。想定外は、「どんぐりクイズ」で芽がどこから出て来るか、のクエッスチョンの前に、児童が、頭から芽(根)を出したドングリを採取してしまった事でした。(笑い)また、猛毒のキノコのカエンダケが、「りょうぶの道」で初めてこの観察会で見つかった事、サルトリイバラのトゲ、クチナシの黄色い実、アオツヅラフジのタネのサンプルを高橋さんが準備して下さり、児童たちに虫メガネで「アンモナイト」を観察させる事も出来ました。ソヨゴの倒木跡では樹木の根の張り方を教えました。質問すると「木の高さ」と同じくらいの答えもありました。コウヤボウキの花を観察し、リョウブの木肌も触らせて体感させることが出来ました。
一番気掛かりであったお天気が、京都も含めた早朝の濃霧で、高槻では街が雲海に沈むと言う珍しい気象状況の中、JRの遅延リスクも相俟って心配しましたが、現地は「小春日和」でホッとしました。また、地域・学校の見守りボランティアの方々の交通整理など地域全体のご協力も助かりました。何よりも、3月迄同校の教職にあった岡本さんが、草津市在住の土佐さんと共に、3年振りの開催に向けてご尽力頂きました。給食の時間に間に合うように、帰りを急ぎ、若草中央児童公園で児童からの質問と、お礼のあいさつを受けました。質問では、「りょうぶの道で食べてみたフユイチゴを家のプランターで育てられるか」との問いに対し、齊藤さんから、「自然の山にあるものは自然のままにしておいて下さい」との答えを教えました。児童に最近まで接しておられた岡本さんから「今日は穏やかで暖かな日差しのもと、予定通り りょうぶの道の自然観察会を実施することが出来ました。(中略)子どもたちも、目をキラキラと輝かせ、興味深々、喜んで参加している姿を見てうれしく思いました。」との感想を頂きました。改めて、早朝からの参加の皆さんに事務局からお礼申し上げます。 (文/事務局KS)


