2021年11月30日(火)の例会は、京滋から離れたお隣の古都奈良での開催、今回は同地で活躍されている「ならなぎ」のメンバーである村上さん,服部さん,澤井さんに講師をお願いしての散策となりました。10時に近鉄奈良駅東口にある「行基菩薩噴水前」に集合、参加者36名が3班に分かれ、晴天の下、ならまちから昼食場所の荒池園地を経由して興福寺への行程でした。
先ずは、猿沢池に伝わる采女の「悲志伝説」ゆかりの采女神社に立ち寄り。1300年の歴史を持つ奈良の国宝・世界文化遺産である「元興寺(極楽房)」では詳しい説明を受けながら門前より見学、ならまちの中心にある庚申堂(庚申さん)周辺には「身代わり猿」と呼ばれる猿をかたどったお守りが、町内の家の軒下に釣り下げられており興味をそそられました。
途中、今西家書院,大乗院,瑜伽神社,奈良町天神社,を経て昼食場所の荒池へ、荒池ではナンキンハゼの紅葉を期待しましたが、少し遅かったようです。
昼食後は、一の鳥居を通り大御堂へ。興福寺十三鐘傅説石子詰についてのお話しを聞き、奈良に伝わる昔話に興味津々、此処までは人出も少なく閑散としてましたが、流石、興福寺に近づくと修学旅行生と思われる学生の姿や観光客の姿も増えます。北円堂の前の松のヤドリギ、南円堂の前のタチバナとフジの説明を聞きながら、修復前の五重塔へ。高さは50.1mと木製の塔では京都の東寺に次ぐ高さ、しっかりと目に刻み込む、隣にある東金堂堂内には室町時代に造立された薬師如来像等が安置されているとの事。最後に、国宝館前にて展示されている阿修羅像等の説明を受け、国宝館の横にある楸(キササゲ)を観て14時40分散会となりました。