★雨天決行以外の屋外行事について、前日17時発表の気象庁の天気予報で、
該当地域の行事当日の午前中の降水確率が60%以上の場合、中止です。
詳しくは当クラブの概要紹介を参照願います。
猛暑が続く中、「今月は参加者が少ないのでは」という予想に反して、集合の瀬田駅には多くの参加者が集まりました。会員27名、一般参加3名の合計30名でした。瀬田駅からバスに乗ること10分あまり、朝倉のバス停で下車。今回のリーダーは、瀬田公園で長年湿地の植物観察を続けておられる斎藤ちづみさんです。集合10時、解散14時、暑さを考慮して少し早めに終了しました。
瀬田公園の入り口で、リーダーの斎藤さんから簡単なコースの説明と植生の特徴の説明を受けました。下長尾池~上長尾池周辺を観察。湿原は貧栄養でそこにどんな植物が集まるのか観察してください。さらに、湿原は木陰もなく暑いコースを歩きます。水分を十分に摂って、熱中症対策をしてくださいとの説明と注意がありました。
下長尾池に行く途中、足早でしたが樹木観察をしながら歩きました。アカメガシワ(トウダイクサ科)には果実がたくさんついていました。雌雄異株でこれは実をつけているので雌木です。「木には雄木(オギ)と雌木(メギ)があることを初めて知った」という方もおられました。ヤマコウバシ(クスノキ科)にも実が付いてるが、この木は雌木だけしかない。なんと雌木だけで実をつける構造になっている、日本中クローンの木だという話でした。
さらに、サギソウはどのように増えていくのか。地下茎を伸ばし球茎(球根)を作り、どんどん増えていきます。それで同じ場所にたくさん集まって咲くのです。そんな説明を皆さん熱心に聞き、そして質問も次々とありました。サギソウは環境省の準絶滅危惧種です。瀬田の湿地でも年々減っているとのことです。盗掘や踏み荒らし、温暖化などいろいろな要素があるのでしょう。私たちも足元に気をつけて観察しないといけません。
ミミカキグサ(黄色の小さな花)、ホザキノミミカキグサ(紫いろの小さな花)、モウセンゴケなどは、昆虫を捕まえて栄養にする捕食植物です。その他には、アリノトウグサ、コケオトギリソウなど観察しました。どれもミクロの世界でルーペがないと観察できないものばかりです。
上長尾池では、イソノキ(果実が成っていました)、ノリウツギ(花)、カヤツリグサ科の植物、カモノハシ(イネ科)など多くの植物を観察しましたが、ここでの主役はハッチョウトンボでした。日本一小さなトンボとして知られ、体長は2cm位でしょうか。皆さんカメラを構えて、チャンスを狙っていました。
大変蒸し暑い日でしたが、具合の悪い人もなく最後まで一緒に観察できました。皆さまお疲れ様でした。また斎藤さんには長時間にわたり詳しい説明をしていただき、ありがとうございました。たくさんの花や木の説明をしたいのですが、紙面の関係で書ききれません。写真をアップしますのでそちらでお楽しみください。 (文/やよい)
今年も、シニア自然大学校・菌類研究会メンバーの応援を受け、きのこ観察会を実施した。参加人数は会員14名、菌類研究会からの応援2名の計16名。案内は土佐さんと菌類研究会の木村さん、サポーター役として同研究会の田中さん。以下の本文は土佐さんの報告書から引用させていただきました。
文化ゾーン公園にて、きのこ観察とその説明を10時10分より13時00分まで、熱中症対策とコロナ対策を取りながら行った。今回も公園事務所より同定用のきのこ採取許可を受け、必要最小限のきのこ採取を行った。公園内の東屋で遅めの昼食後、13時30分より14時30分まで、採取してきたきのこの同定とその説明を行った。この間、参加者は全員マスクを着用し、密を避けながら説明を聞き、観察した。

きのこ種は「ベニタケ科(15種)、イグチ科(9種)、テングタケ科(8種)」を中心に、合計59種が観察できた。特に、ベニタケ科の「カワリハツ」はシイ科の樹木がある所では数多く観察できた。また、美しい姿のテングタケ科の「ガンダケ」「ヘビキノコモドキ」「テングツルタケ」、イグチ科の「キクバナイグチ」等が観察できたのは幸いであった。すぐ横の里山「龍谷の森」ではイッポンシメジ科のきのこが数多く観察できるが、文化ゾーン公園では見られないのが不思議であった。
今回の観察会は、晴天の35℃近い気温の中、全員マスクを着用し、快適な環境とは言えなかったが、体調不良を訴える人も無く、数多くのきのこを観察し、勉強できたのは非常に有意義であった。なお、今回観察した「きのこ観察会記録」は、公園事務所の要望により「シニア自然大学校・京とおうみ自然文化クラブ」として公園事務所に提出した。
① 傘の裏はひだ状とスポンジ状があり、イグチ科のきのこはスポンジ状。
② 地上から生えるキノコは地上に出てから傘が開くが、シロハツモドキは地中で開くので、土や落ち葉などが乗っかっていることで見分けられる。
③ マイタケにはタンパク質分解酵素が含まれているため、すき焼きに加えると肉が柔らかくなったり、生のまま茶碗蒸しに入れると卵のたんぱく質が分解されるため固まらなくなる。 などの興味深い話が聞けました。
最後に、案内していただいた土佐さんと木村さんには厚くお礼申し上げます。 (文/讃良&土佐)
早くも発生した台風の接近を心配しましたが、前日には温帯低気圧に変わり晴れ間も見える天気となりました。参加者は、26名(会員22名・実習生4名)でした。今月のリーダーは岡かおるさん、新堀裕子さんのお二人です。以下岡さんチームの報告です。
ワイルドガーデンでまず目に留まったのは、蝶です。赤いムラサキバレンギクの花にツマグロヒョウモンが止まっていました。ヒョウ柄のチョウです。昆虫にも詳しい岡さんは、この後もいろいろな昆虫を見つけて説明がありました。カサブランカは前日の雨ですっかり花被が散っていました。この花はヤマユリとカノコユリを交配させた園芸種です。香りがとてもよい花ですが観察できなくて残念でした。コオニユリの花は残っていました。花弁が6枚のように見えますが、実際は3枚のガクと3枚の花弁で、外側の3枚のガクは外花被、内側の3枚は本来の花弁で内花被といいます。コオニユリとオニユリの一番の違いは、ムカゴが付いているかどうか。ムカゴがあるのがオニユリです。同定するときのポイントです。
さらに生態園へと進み、ヤブカンゾウ(ワスレナグサ科)の観察。八重咲きで、雄しべと雌しべが花弁状になっています。オレンジ色で、上向きに咲きます。因みにノカンゾウは一重咲きです。今日は運よくオウゴンオニユリが開花したばかりでした。対馬にのみ自生するオニユリの一種で、ムカゴがたくさん付いていました。黄色の花弁に褐色の斑点が特徴的です。幸運は続き、サクユリも開花していました。サクユリは、ヤマユリの変種で伊豆諸島に自生しています。全体的に大きく芳香も強いです。ヤマユリは花被片内側に黄色い筋、そして赤褐色の斑点がありますが、サクユリの斑点は色が薄く目立ちません。また、ユリ観察の途中、参加者が笹竹の根元にきれいなキノコを発見。キノコに詳しい方で、キツネノハナガサだと判明。非常に薄く繊細なキノコでした。雨が降った翌日に出てきて、半日でもうしおれてしまうそうです。美しいキノコにも出会えてラッキーでした。
終了後の実習生の感想です。「講座とはまた違い、実際に見て回りその奥深さがよく分かった」「花の形には訳がある。よく見て分かった」「今まで見たこともない、花や木、キノコをいっぱい見せてもらって面白かった」など、皆さん熱心に楽しく観察されていました。 (文/Tやよい)
★雨天決行以外の屋外行事について、前日17時発表の気象庁の天気予報(=17時以後の電話の天気予報またはNHKの21時前の放送)で、該当地域の行事当日の午前中の降水確率が60%以上の場合、中止です。詳しくは当クラブの概要紹介を参照願います。









